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未定

第3章 目覚め

「迷惑ってなんだよ!
助けてあげただけなのに・・・」



あー。なんか、腹立った。
くそ!
優しくしてやったらこれかよ・・・



「ていうか、男だぞ!俺なにしたかったんだろ?
同情?違う・・・好きになってたんだ・・・
だから余計ムカつく・・・好きに出来ないことに」


苛立ちを覚えながらタオル類をナースステーションに届けた。
もう一度部屋へ戻ろうかとも考えたがこのままいくと自分の気持ちで押し潰してしまいそうで、休憩スペースに腰を下ろすことにした。




「初めてだ・・・こんなこと」




自分で言うのもあれだが顔は良い方だ。
実家ももともと金持ちだから子供の頃から贅沢に生きてきた。
おれ自身大学卒業と同時に企業。成功を納めた。
正直金目当て、見た目重視のバカな女どもとも腐るほど遊んだ。
だから、初めて助けたい、一緒にいたい。こんな気持ちになれた相手といたいって思ったのに・・・

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