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未定

第4章 新生活

病院を後にして真っ黒な車に乗り込み連れられたのはでっかいマンションの最上階。



「ここのフロア全部家だから好きに使って。」


靴を脱ぎ部屋へ上がる。
鼻を微かにくすぐる匂い。
ああ。陽人さんの匂いだ・・・



「部屋はここ使って。」


通されたのは広い部屋。
ベッドとクローゼット、ソファーにテレビ・・・



「こんなに良い部屋なんて・・・僕にはもったいないです」

「良いの良いの。白兎のために用意したんだから。」

「・・・でも」



気にしないのと陽人さんは言い、僕の荷物を部屋に下ろした。

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