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未定

第1章 出合い

「名前は?」

その人は頭を撫でながら聞いてくる。


「白兎と申します。」

「ちがくてさ、本当の名前は?」

「・・・・・・」

「?」



困惑した表情を見せるその人に僕は続けた。


「僕は白兎と名乗るように育てられました。だから本当の名前なのかと・・・」

「なんで君みたいな子がこんなことしてるのか疑問だったけど生まれ育ったってこと?」

「恐らくはそうかと・・・」

「ふーん。」

「ふぇ?」




その人は何か考え込んだ後優しく抱き締めてくれました。

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