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未定

第7章 記憶

パソコンのキーボードを叩く音と紙をめくる音が静かな部屋に響く。



「社長。コーヒーが入りました。
少々お休みになられた方がよろしいのでは?」



コーヒーカップを置き訪ねる櫻田にあと少しだけだからと返しながらコーヒーを飲む。


「・・・あれ?」

「何か?」

「あー。いや。」

「・・・・・・新しい豆にしたんですがお気に召しませんでしたか?」

「ああ。やっぱり。いいや。いい味出してるよ・・・
俺は好きな味だよ」



にこっと笑顔を向けるとそっけなく仕事に戻ってしまった。
まぁ、そこが良いところだけどね。

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