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未定

第7章 記憶

「久しぶり。陽人」

この声は…

「響…」

「よかったー。
俺の声忘れてなかったんだね?
家もそのままだし。でも…
こいつは気に入らないなー」

「響、白に手を出したら殺すよ?」

「怖いなー。
手なんて出さないよ。だから早く帰ってきてね。ばいばーい」

「おい!ひびっ」


そのまま電話切られた。
あまりに物騒な俺の会話に珍しく表情を歪めた櫻田がこちらを見ていた。

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