I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第8章 二人の間で
私が課長を選んだら…
拓ちゃんの今までの努力は無駄になってしまうの?
こぼれ落ちそうになった涙を上手く誤魔化せるかわからないけど
私は御手洗いに行くと席を離れた。
その後………
おじさんとおばさんはキッチンに入って
拓ちゃんと課長が二人きりになっていることを
私は知らなかった。
「このカレーが旨いのは
恋の力ってことか…」
「………///そんな格好いいもんじゃないですよ
ただ………」
「…ただ?」
「簡単には
諦めたくないだけです」
「………」
「俺、亜子にプロポーズしたんです…」
「………!!」
「もし、うまくいったら………
また俺の作ったカレー食べに来てくれますか?」
「………あぁ…」
「海翔さんの、大事な人も一緒に………」
「………大事な人が、その時隣に居れば…
一緒に来るよ…」
---二人がこんな会話をしていたなんて
知ることはなかった…。