I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第8章 二人の間で
少し経ってから戻ると
拓ちゃんと課長とおじさんおばさんの4人で楽しそうに話していた。
「亜子ちゃん、やっと来た!
さ、一緒にデザート食べましょ?」
目の前にはケーキやフルーツが沢山盛り付けられたワンプレート。
「わぁ~可愛い~♪」
「これは、俺が作ったの。
まだまだ拓に俺の座は譲らないからな?
俺のようにみんなに喜んでもらえるものを作らなきゃ…
一人のためだけに作るのはプライベートの時だけにしてくれ」
おじさんにそう言われた拓ちゃんは
苦笑いしていた。
私も課長も、おばさんもそれを見て笑った。
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和やかな雰囲気の中、取材も終わりに近付いた頃
私のスマホにお母さんから着信が入った。
みんなに許可をもらって電話に出ると
「亜子?
帰るってどういうこと?
今メール見たけど、こんな大事なことメールで済ませて…
お父さんがどれだけ楽しみにしてたかわかる?」
電話越しに…角が見えた気がした…。