I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第9章 私の好きな人
「ん?」
私の視線に気付く課長。
「あんなに食べたのに、もうお腹すいたのか?」
「だって…すっごくいい匂い」
「食いしん坊だな…」
笑ってくれるだけで
安心する…。
その時
お父さんの車が敷地内に入って来た。
課長は…緊張しているようだ。
「亜子ー!」
お父さんは車を降りると真っ先に私に手を振る。
そして、私の隣に居る課長にペコっと恥ずかしそうにお辞儀をした。
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「日向海翔といいます」
課長はお父さんに名刺を渡して挨拶をする。
「亜子がいつもお世話になってます。」
お父さんも緊張気味だ。
「いえ、こちらこそ…」
「娘は、会社に迷惑掛けてませんか?」
ちょっと、お父さんっ…
「迷惑なんてとんでもない
信頼できる社員です」
「いやぁ~そうですか…//」
どうしてお父さんが照れてるの?
「娘は仕事の話を全くしてくれないもんで…
さ、課長さん今日は飲みましょう?
娘の職場での話を聞かせて下さい」
「はい」