I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第13章 約束の場所でもう一度
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亜子がこっちに帰ってきて
1ヶ月が過ぎていた。
来月はもう12月だ…。
亜子は毎日俺の料理を食べては美味しい美味しいと言ってくれて…
俺の傍で、いつも笑っていた。
本当に全部美味しいのかわからないし
亜子の作戦だと薄々気付いていても
ずっとこのままで居たいと思ってしまう…。
それでも…
毎日料理をしている中で俺は
自信、というものとは別に
やっぱり料理が好きなんだと
思い知らされていた。
そして最近、亜子は
「ねぇ、拓ちゃん。
そろそろ…ペンションやろう?」
これが口癖になっている。
「一日一組限定にして
のんびりやっていこうよ?」
一体…
どういうつもりでのんびりなんて言っているんだろう…。