I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第2章 遠い記憶~拓編~
「そんなにカメラに夢中になっても……
どうせ、飽きるだろ?」
「ん~どうだろう…。
飽きないような気がする。将来カメラマンとかになったりして♪」
……!!
亜子は、何気なく言ったのかもしれないけど
俺は……
亜子はもう、俺との約束を覚えていないんじゃないかと
この時から不安に思い始めたんだ…。
俺のこと、好きじゃないのか?
聞いてみたかったけど
俺が傍に居るのに……
キラキラ輝くような笑顔で自分の撮った写真を眺めている亜子を見ていると
怖くて…
聞く勇気は出なかった。
そしてあの日---
クラスの奴が、写真部の部室にすっげー可愛い子がいるっていうから
俺は、亜子のことを言っているのか心配で見に行ったんだ…。
そしたら……
可愛い亜子が、もっと可愛くなっていて
今まで俺に見せたことのないような笑顔を振り撒いて奴らに写真を撮らせていた。
まるで天使のようで……
こんな亜子……初めて見た…。
俺の知らない亜子が増えていく…。
どうして……
俺だけの亜子で居てくれないんだ…。