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I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*

第4章 突然の再会



ワンコールで課長は電話に出た。


「亜子?どうだった?お父さん大丈夫か?」


「はい、大丈夫です。


お父さん熱中症で…数日は入院して様子を見ることになりました…」


「そっか…とにかく無事で良かった…」



「はい…あ、それで明日なんですけど…」



「休んでいい」



「え?」






「久し振りに帰ったんだろ?ゆっくりしてこい。」



「でも、ただでさえ私仕事遅いのに…」



「亜子の仕事は俺が2倍の速さで、いや、10倍の速さで終わらせるから心配するな」



「課長……」





「いつも亜子の休みを独占して、俺が亜子を実家に帰さないでいるようなもんだからな…


たまには親孝行して来い。


それに…こういう時こそ俺に頼って欲しい。」




……。





「俺に甘えられるのは、


亜子だけの特権だぞ」






……///





「…課長……ありがとう…」











私は明後日までの二日間お休みをもらって
水曜から出勤することになった。





「お母さん、火曜日までこっちに居るね」



電話を終えてお母さんの居る縁側に戻ると




「ねぇ、亜子…」


「何?」




「今の電話の相手……課長さんなのよね?」


「そ、そうだけど…」




私、何か変なこと言ってた?





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