I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第4章 突然の再会
「亜子っ!」
もう一度私の名前を呼んで走ってくる。
だけど、
「うわっ、」
拓ちゃんの腕の中からとうもろこしがこぼれ落ちた。
「ふふっ、何してるの?」
拓ちゃんが恥ずかしそうにしゃがんで取ろうとすると、また違うのがこぼれ落ちた。
「……俺、カッコ悪ぃな…」
「フフッ、」
「「アハハハッ」」
私達……
笑い合うまで、8年もかかっちゃったね…。
「お帰り、亜子」
「ただいま…拓ちゃん」
少しの沈黙の時間が流れる…。
「あ、おやじさん
大したことなくて良かったなぁ?」
「知ってたの?」
「そりゃあ、隣に救急車が来れば気付くだろ」
「そっか……」
「昨日、母さんがおばさんに電話して容態聞いてたしさ…」
私は話をしながらとうもろこしを2本だけ運ぶのを手伝う。
腕に抱えると、とうもろこしのいい香り
「ん~~♪
これ、絶対美味しいね!」
「今年のも甘く育ったよ!
あ、そうだ…
亜子、今晩お客さんの夕食が終わる頃ペンションに来てよ」
……え?