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I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*

第4章 突然の再会



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「ちょっと、どういうつもり?」


「何が?」


朝食の支度をしているお母さん。


「ミニトマトあったんだけど」



「ああでもしないと、拓ちゃんに会わないで帰るつもりだったでしょう?」



……うっ…。



「言い返す言葉が無かったら、さっさと手洗いしてきなさい」


「……はい」



見抜かれていた…。




拓ちゃんに会うきっかけが無かったら
会いに行かなかったかもしれない。





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朝食を済ませてお母さんと病院へ来た。



「お父さん、気分はどう?」


「昨日よりはいいよ…」




お母さんは、家から持って来たお花と花瓶を持って病室を出て行った。



「ねぇお父さん…」


「何だ?」




「椅子、見たよ…」


「そうか…まだ途中なんだけどな」




「カッコ良かった」


「…?」



「まだ途中だけど、すっごくカッコ良かった」


「……そうか?」



お父さんは笑ってくれた…。



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