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I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*

第5章 星降る夜に願いを込めて



亜子の好きなとうもろこしのビシソワーズ。


肉料理もデザートも


おやじにはまだ敵わないけど


亜子は“美味しい美味しい”って完食してくれて


沢山写真も撮ってくれた。



「亜子、俺も撮ってよ」



俺にカメラを向けない亜子に痺れを切らして
そう言った。








そして、最後にもう一枚。


「ねぇ、母さん

俺と亜子一緒に撮ってもらいたいんだけど」




亜子の了解を得て、カメラを母さんに渡す。



座っている亜子の隣にしゃがんで
亜子の肩に手を回し、頬をギリギリまで寄せた。


亜子の肩がビクッと震えた気がしたけど



俺は…離さなかった。












「ご馳走さま。とっても美味しかった♪」



俺が作った料理を食べて喜んでくれた…。


すっげー嬉しい。




だけど……


今の俺は


それだけじゃ、満足できないんだ。






「……なぁ亜子…」



「ん?」






「今から…


昔よく遊んでた…


あの丘に行かないか?」



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