テキストサイズ

I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*

第5章 星降る夜に願いを込めて




----------------

-----------



亜子はまた戸惑う表情を浮かべていたけど


母さんが、“今夜は星が綺麗だから行って来たら?”とすかさず言ってくれて


今、二人で丘に向かっている。




それほど遠くないし、昔は歩いてきたけど
今日は俺が車を出した。


助手席に、亜子を乗せたかったから…。




亜子はいい匂いがして、


俺はすっげードキドキして


車を止めて押し倒したくなる気持ちを抑えるのに必死だった。










----------------

--------






観光客にもまだ見つかっていない
俺達と家族だけが知っている穴場。


この小さな丘に…亜子と、よく来ていた。




「うわぁ~~~


星が近いぃ~~綺麗~」




今夜は一段と星が綺麗だ。



亜子の瞳にも星がキラキラと映っていて



「ほんと、綺麗だな」


俺は、小さな声で呟いた。




二人で芝生に腰を下ろし
俺がごろん、と大の字に横になると


亜子もワンピースを着ていることを忘れているのか真似して横になった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ