I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第5章 星降る夜に願いを込めて
亜子は……上半身を起こして俺を見た。
少し考え込んだ後
「嘘だあ~、私、そんなこと言わないし」
俺のドキドキとは裏腹に笑って答える。
やっぱり、覚えてないのか…。
「俺は、覚えてる」
「え……?」
「亜子との約束は……全部覚えてる」
俺はそう言って亜子の傍に寄った。
「俺、約束を果たすために
めちゃくちゃ頑張ったんだぜ……?」
「……」
俺達……あの頃
両想いだったんだよな……?
俺は…無意識で亜子の両肩に手を乗せて
無意識で……キスをしようとした。
亜子は逃げなくて……
唇が触れる寸前だった。
「私……付き合ってる人がいるの」
……!!