I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第6章 後悔と迷い
「だって私、拓ちゃんが言ってたの
聞いてたんだよ?」
“あんなの女じゃねーよ
男だよ、お.と.こ!”
「拓ちゃんが……」
「亜子ー?トランク開けてくれるー?」
お母さんが、両手に野菜を沢山抱えてベランダに戻って来た。
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私は車に乗り込み窓を開ける。
「もう少しマメに帰って来なさいよ?」
「……うん」
「亜子、安全運転だぞ?」
「わかってる……」
突然あんなこと言うから
蓋をしていた私のいろんな想いが
溢れてしまう…。
どれだけあの言葉で泣いたと思ってるの?
……これ以上ここに居たら
泣いてしまいそうだった…。
「またね、お母さん
またね……拓ちゃん」
二人に手を振って車を出した。
拓ちゃんは…
私の車が見えなくなるまでいつまでも
手を振り続けていた…。