I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第7章 手紙
あ、そうだっ!
「ここのペンション…
実家のお隣さんなの」
「へぇ~」
「それでね?
そこの…一人息子もそこで働いてるんだけど…
今度私に取材に来て欲しいって言ってるんだ…」
「一人息子……ねぇ…」
課長は…
私と拓ちゃんが寄り添うように並ぶ写真に辿り着いた。
クリックされて画面に大きくなったその写真。
拓ちゃんの手が、私の肩に回されていて
頬がくっついているかのようだ…。
「これが……一人息子?」
「……うん」
課長の指は中々次へ進まない。
「……あ、スケジュールとか色々あるだろうし
急がないから、
本当に全然っ……」
「いいよ…」
……?
「取材、OK」
「で、でもそんな簡単に……」
「その代わり……」
……出た!課長得意の条件付き!
「その代わり?」
「……俺も、一緒に行く」
……!!