I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第7章 手紙
「で、でも
二人で行く程のことでは……」
「よしっ、決めた!」
……な、何を?
……嫌な予感しかしない
「二人でそのペンションに泊まろう」
……!!
「む、む、ムリムリムリムリ!!」
「どうして?」
「どうしてって……」
恥ずかしいじゃん…
拓ちゃんが居るのに
拓ちゃんが掃除とかしてる部屋に課長と泊まるなんて
私達が泊まった部屋を拓ちゃんが掃除するかもしれないのに
「じゃあ、亜子の実家に泊めてくれる?」
……!!
「それもムリムリ!」
急に実家に拓ちゃん以外の男の人を連れて行ったらお父さんが腰抜かしちゃうよ…。
「ムリムリ言ってないで二つに一つだ。
早く決めろ」
こういう時だけ上司の立場を利用して……
一緒に行くのだって既に決定事項みたいだし…
「私は……実家に泊まるから
課長は…
どこか旅館でも……」
「ふざけんな」
「真面目です」
っていうか大真面目だし。