I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第7章 手紙
テレビ画面には拓ちゃんと私が寄り添って笑っているままで
「わかったよ……
そんなに言うなら……別々に泊まろう……」
寂しそうに次の写真をクリックした課長を見ると
何だか可哀想に思えてきた。
「綺麗な……星空だな…」
また寂しそうにポツリと呟く。
拓ちゃんと二人で見上げた星空……
ん……?
何?これ……
私が撮ったのは確か、ここまでだったはず…
それなのに---
拓ちゃんの自撮り写真がこれでもかってぐらいに残されていたのだ。
どれもこれも全部笑っていて
はしゃいだり、ふざけていたり
とっても楽しそうで…
私が写したどんな風景を見るよりも
心が穏やかになっていく気がした。
ふと我に返ると
課長は黙ったままで、私は慌てて口を開く。
「もぉ~う……勝手に撮って~
やんなっちゃう…
もう終わりにしよ?ね?」
課長からマウスを奪って画面を閉じた。