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I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*

第1章 遠い記憶~亜子編~



中学生になっても同級生の顔ぶれは変わらない。


拓ちゃんとは小学から引き続き別のクラスになってしまった。


変わったことと言えば制服を着るようになったこと。


普段からスカートなんか履かなかったこの私がセーラー服なんか着ちゃってる…。


我ながら……似合わない。




それに比べて拓ちゃんの学ラン姿はカッコ良くて
私は一人ドキドキしていた。



それから…


肩まで伸びた私の髪。


拓ちゃんは……この髪型どう思ってるのかな…。







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私達の通う中学校では部活の入部が一部の理由を除いて強制だった。


特にやりたい部活が無かった私は写真部に入部することにした。


拓ちゃんの姿を堂々と写真に収められる…


そんな下心だけで…。







拓ちゃんはペンションの手伝いを本格的に始めるため、入部はしなくていいことが認められた。





下校時間も別々になり


二人で遊ぶことも少なくなって


登校時間だけが拓ちゃんと一緒に過ごせる幸せな時間だった。





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