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えっちマンション契約

第11章 目撃

マンションに帰る。




柚香の心にモヤモヤドロドロしたものが渦巻いている。



(メチャクチャに……してほしい)



カードキーを通して玄関に入ると、住人の1人に出会う。



「柚香ちゃん」
「あ、えと……柏木茂也さん?」



(確か2人で住んでる人だ。祐士さんって兄弟もいる……んだよね)



「こんばんは」
「こんばんは、柚香ちゃん」



エレベーターに乗り、行き先ボタンを押そうとすると、茂也がその手を掴む。



「柚香ちゃん……、元気ない顔してる。なんかあったの?」
「そ……れは」



エレベーターの中、角に押し付けられるように抱き締められて、身動き取れない。
茂也が柚香の身体を優しく、そしていやらしく撫でる。
茂也が柚香の頭や頬にキスする。


柚香は気持ちよさにぼーっとしている。



「あ、ダメ……」



茂也は柚香の唇を優しく奪う。
髪を撫でながら労わるように、そっと……キス。
唇がそっと何度も触れ合う。
触れるだけのキスを繰り返すと、今度は舌が入ってくる。
戸惑っているうちに舌も絡め取られて、いつの間にか柚香も舌を絡めている。


キスに夢中になっているうちに茂也の手が胸に触れる。
茂人が耳を舐めながら囁く。



「柚香ちゃん……何かあったの?」
「管理人さんに会ったの……」
「和哉に?どこで会ったの」
「ホテルに女の人たちと入ってくとこだったんです……」

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