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えっちマンション契約

第4章 501号室

(イっちゃっう、イっちゃう……管理人さんの指で)


クチュクチュクチュクチュ


キスしながら、柚香の中はビクビクと痙攣し、和哉も勢い良く射精していく。


(すごいっ、イっちゃった……)


「はぁはぁ……気持ちよかったですよ」
「ん、私も……」


(次はちゃんとえっちしたい、かも……)


「でも、5回目だとさすがに少ないですね」
「え……」
「僕のザーメンが……って、しまった」
「5回もえっちして何が寂しいのよっ」


柚香は叫ぶ。


「あはは、夜中に大声出しちゃダメですよ」
「どうせ防音完備なんでしょ、もう、最低っ」
「そんなに嫉妬してくれるなんて嬉しいなあ。付き合っちゃう?」
「意味わかんない」


怒る柚香を和哉は抱き締める。


「ちょっと……」
「川崎さん、おやすみ、またいつかちゃんとHしようね」
「……おやすみなさい」


和哉はすうすうと寝息を立てる。


「ゆず……か……」


名前を呼ばれた気がする。


赤ん坊のように眠る和哉を、ほんの少しだけかわいいと感じてしまう。










次の日の朝

「おはようございます。川崎さん」


(呼び方はやっぱり名字なのね)


「おはようございます」
「昨日は素敵な夜でしたね」
「どこが……」
「お礼に今日は」
「えっ、お礼?」
「川崎さんのタイプの男性を紹介しましょう」
「何それ、もう今日のえっちの話」


(管理人さんじゃないんだ)


「どんなチンコが好き?」
「はあ!?」
「あはは、どんな男性が好きですか、川崎さんは」
「えっ、えーと、えーとっ、優しくて……」


(わかんないよ、そんなの)


「王子様みたいな人」
「クスクス、王子様ね、じゃ、僕かな」


(えっ)

期待してしまう柚香。
管理人を見つめるが……


「また今度ね、屋上に行ってごらん。多分川崎さんのご希望の男がいるから」

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