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小春食堂【ARS】

第2章 カリスマブロガー【翔】

「お兄さん、見ない顔やね。
うちの店は初めて?」

「あ、はい。」


年の頃なら40才くらいだろうか。
さらさらの黒髪を後ろで束ねた、涼しげな目元の女性。
この人が、この店の店主か?


「うち、日替わり定食しかあらへんけど、いい?」

「はい。」


「食べるもんのアレルギーとかある?」

「いえ、ありません。」

「ほな、好きなとこ座って。」


俺は、カウンターの一席に腰をおろした。


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