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由多加につられてやって来たのは新幹線口の地下街にある喫茶店。

千種と由多加はコーヒーとサンドイッチを注文した。


「…で、俺に話って？」


「柏森さん、星崎さんのことどう思ってますか？」


「どうって…同僚だろ」

突き刺さるような言葉にさすがの千種も戸惑いながら答えるしかない。


「そうですか。この前の泊まり勤務の時相談を受けたんです『柏森さんといつまでたっても同僚止まりだから、別れたい』って言ってました」


由多加が表情をひとつも変えることなく淡々と話していた。