Honey star
第2章 #2 クールなライバル
「あれ?柏森さんじゃないですか」
ファミレスから出て来た穂積と同僚は千種の姿を見つけた。
「元気ないですね」
後ろで同僚が心配そうに話していたのを聞いて、先に戻るように告げた。
「用宗さんは?」
「すぐ戻る」
ぎょっとする同僚に手を振って穂積は素早く千種のもとへ駆けつけた。
「柏森」
「用宗……」
いきなり呼び止められて唖然とした。
「仕事終わったのか」
終わったは終わったが、さっきまで由多加といたなんて言えない。
「あ、ああ……」
目が完全に泳いでる。
少し考えてから千種にちょっと待てくれと告げると駅へと向かった。
ファミレスから出て来た穂積と同僚は千種の姿を見つけた。
「元気ないですね」
後ろで同僚が心配そうに話していたのを聞いて、先に戻るように告げた。
「用宗さんは?」
「すぐ戻る」
ぎょっとする同僚に手を振って穂積は素早く千種のもとへ駆けつけた。
「柏森」
「用宗……」
いきなり呼び止められて唖然とした。
「仕事終わったのか」
終わったは終わったが、さっきまで由多加といたなんて言えない。
「あ、ああ……」
目が完全に泳いでる。
少し考えてから千種にちょっと待てくれと告げると駅へと向かった。