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Honey star

第2章 #2 クールなライバル

翌日――。


ズキズキする頭をおさえながら千種が出勤すると、同僚が真っ青な顔してやって来た。


「た、大変…」


「朝から騒々しいな。何があったんだ」


駅長が話があるから来て欲しいとのこと。


何があったのか訳わからないまま駅長室に入る。


「柏森です」


千種の声に駅長はゆっくりと振り向く。


「自分が何したのかわかってないのかね」


突然の言葉に千種は何が何だかわからずにいた。


「な、何のことですか」


しどろもどろになりがら聞き返すと、駅長は軽く咳払いをして話をした。

千種と穂積が酒飲んでいたところを目撃していた人がいるという。


何の証拠にそんなことをと言いかけたが、そこをぐっとこらえた。

「ちょっ…あくまで仕事終わってから飲んだわけですし…」


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