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Honey star

第3章 #3 彼の裏の顔

「……明日、ホントかどうか確かめる」


「やめといた方がいいって」


必死で止める由比に鳴海は覚悟を決めた様子でつぶやく。


「平気。柏森さんと一緒にいるし」


穂積は小さく肩を落とした。


「あのさ、柏森のことなんだけど……」


「何かあったんですか」


「一昨日、メールがあって『いきなり殴られて、右腕骨折した』って」


それを聞いた瞬間、鳴海は絶句した。

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