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Honey star

第3章 #3 彼の裏の顔

鳴海を自宅まで送るという由比に穂積は小さく頷いた。


タクシーを拾い、鳴海と一緒に乗り込む。

鳴海の住んでるところを運転手に告げてひたすら鳴海の介抱をしていた。


「鳴海、飲みすぎ」

呆れた口調で由比が鳴海をたしなめる。


「たまには飲みたいもん」


気持ちはわからないでもないが、鳴海の場合はあまり飲めないのに無理して飲んで具合悪くするから余計始末が悪い。


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