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数日後――。


鳴海は泊まり勤務のため昼過ぎから出勤。


すると、一宮由多加が何事もなかったような顔で鳴海に近づく。


「星崎さん、遅かったね。何かあったんですか」


千種の見舞いに行ったと言いたいところだが、平気で千種にケガを負わせた奴が目の前にいること自体腹が立つので言わなかった。


「え……ちょっと友達が入院してたので…見舞いに」


「ふーん…」


鳴海の返答に由多加は顎を撫でながら無反応な返事をするだけだった。


「星崎さん、後で話があるんだけど」


鳴海の肩に手を置いてそう言ってきた。