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Honey star

第5章 #5 君の弱さ

こぼしたアイスティーを紙ナプキンで拭き取った後、ギロッと穂積の方を睨み付けた。


「……なんで知ってんだよ」


「お前の住んでるマンションの下の階の人が朝早く出て行く彼女を見たんだって」


実際のどうなんだと問い詰められて話をしただけと答えた。


「話するだけで一晩かかるか?」


疑惑の視線を投げ掛けてきた。


「……なんだよ。信用してないのかよ」


むすっとする千種に苦笑いをしながら穂積はいや、信用してると話す。

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