少女グレイスと森の魔女
第3章 来訪者
15『後悔』
「母さん…、私…」
「何かあるんだね?
話してごらん、グレイス」
「私は…」
グレイスは涙をポロポロと流して話し始めた。
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
「だからさ…
よしよし、まずは落ち着くんだよ」
母はしゃがんでグレイスの肩と背中をさする。
グレイスは思いつめたように母の手を振り切って自分の部屋に入り、そしてまた戻ってきた。
グレイスはその手に持っている物を母に見せた。
「これは…
変わった石だね。
見たところ子供が持ってていい代物じゃあないよ。
で、これがどうしたって?」
母の表情が険しくなった。
「き、昨日…森に行ったらこれがあって、それを私が勝手に持って帰ってきて、それで…あの…
それで、さっき知らないお婆さんが探してて…」
「ちょ、ちょっとお待ちよ…
昨日これを森で拾ったんだね?」
母はグレイスの手の上で輝いている宝石を拾い上げた。
「そうしたら落とし主であるお婆さんがひょっこり現れた、と」
「母さん…、私…」
「何かあるんだね?
話してごらん、グレイス」
「私は…」
グレイスは涙をポロポロと流して話し始めた。
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
「だからさ…
よしよし、まずは落ち着くんだよ」
母はしゃがんでグレイスの肩と背中をさする。
グレイスは思いつめたように母の手を振り切って自分の部屋に入り、そしてまた戻ってきた。
グレイスはその手に持っている物を母に見せた。
「これは…
変わった石だね。
見たところ子供が持ってていい代物じゃあないよ。
で、これがどうしたって?」
母の表情が険しくなった。
「き、昨日…森に行ったらこれがあって、それを私が勝手に持って帰ってきて、それで…あの…
それで、さっき知らないお婆さんが探してて…」
「ちょ、ちょっとお待ちよ…
昨日これを森で拾ったんだね?」
母はグレイスの手の上で輝いている宝石を拾い上げた。
「そうしたら落とし主であるお婆さんがひょっこり現れた、と」