少女グレイスと森の魔女
第3章 来訪者
17『森の魔女』
「どんなお婆さんだったんだい?」
「濃い緑色のローブを着てて杖をついていたよ」
「よし。まだ遠くには行ってない筈だよ」
母はドアを開けて出て行った。
母はそう歩かないうちに濃い緑色のローブを着てて杖をついている老婆を見つけた。
老婆は誰かを待ち構えるように道に立っていた。
母はゆっくりと老婆に歩み寄る。
先に口を開いたのは老婆だった。
「…誰かをお探しかな?」
「お互いに探している相手が見つかったようですわね」
「あなたのお探し物はこちらでよろしいかしら?」
母は老婆に宝石を見せた。
「おお、いかにも」
「あなた様の持ち物だったのでございますね。
これは確かにうちの娘が森で見つけて勝手に持って帰ってきた物です。
ご迷惑をおかけして本当にすみませんでした。
こちらはお返し致します」
「どんなお婆さんだったんだい?」
「濃い緑色のローブを着てて杖をついていたよ」
「よし。まだ遠くには行ってない筈だよ」
母はドアを開けて出て行った。
母はそう歩かないうちに濃い緑色のローブを着てて杖をついている老婆を見つけた。
老婆は誰かを待ち構えるように道に立っていた。
母はゆっくりと老婆に歩み寄る。
先に口を開いたのは老婆だった。
「…誰かをお探しかな?」
「お互いに探している相手が見つかったようですわね」
「あなたのお探し物はこちらでよろしいかしら?」
母は老婆に宝石を見せた。
「おお、いかにも」
「あなた様の持ち物だったのでございますね。
これは確かにうちの娘が森で見つけて勝手に持って帰ってきた物です。
ご迷惑をおかけして本当にすみませんでした。
こちらはお返し致します」