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経済財政愚問放談 その1

第14章 大店法改正で、イ○ンが各地に盛り沢山

いや~最悪でしたね、大店法改正

最早済んだ事とは言え、イオ○グループが日本各地に雨後の筍の様に出来ました

大規模薬局のカ○チやツル○、ホームセンターのケ○ヨーデイツーやホー○ックやカイ○ズホームも、そりゃあもう沢山出来ました

確かに安くて品揃えも豊富で車で買い物行けて便利ですが、その影で地元中小零細小売が沢山倒産したり、○オンホールディングスに買収されたりしました

私の地元でも、地元資本大手のエンドーチェーンやトーコー、ホームセンタージェムタスやダイシンが買収されたり倒産したり業務縮小致しました

地元酒類流通大手の「やまや」もイ○ンホールディングスの傘下に入りました

もう、地元中小零細小売は潰滅状態です

これ等の企業に勤めて居た人も、沢山居たでしょうに・・・

零細の個人商店は商店街シヤッターストリートを見れば、言わずもがなですね・・・

大資本に価格競争や品揃えで勝てる訳が有りません

ですから、昔は大店法で大規模小売業に出店規制が掛かっていたのです

商店街等の近くに出店出来ませんでした

まぁ、しかし、大店法改正ばかりが地元中小零細小売の淘汰に繋がった訳では有りません

東京圏は兎も角地方の消費者は、マイカーの普及により、マイカーで行ける郊外の大規模店舗を使う様に成りました

特に、主婦の原付バイクブーム(ホンダロードパル・通称ラッタッタ)
から軽自動車ブーム(スズキアルト)が郊外の大規模店舗を利用しやすくした主な原因でしょう

企業の競争から淘汰は資本主義経済の原則ですが、いささか行き過ぎた感じがします

最早イオ○グループが雇用の受け皿に成っている以上、○オンがもし、業績不振で非正規(パートタイマーを含む)を解雇し始めたら、地元の小売業から転職した労働者は、また失業してしまいますからね・・・

しかも、失業した非正規もイ○ンの顧客でも有りますから、更にイオ○の業績が悪化します

見事な悪循環ですね

こうして、景気後退して行く訳です・・・

しかも、小売業が大資本に集中して中小零細企業が減って仕舞うと、この景気後退が一気に進んで仕舞うリスクが高い訳です

やはり多様な企業が存在する事で、景気後退期にもある程度緩衝材的役割を果たしていた様な気がします

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