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「どうした…？なにが辛い…？」
「れーちゃん…早く戻ってきてよ…」

涙のせいで鼻声になりながられーちゃんに今あたしが泣くほど辛い理由を少しずつ、少しずつ、ゆっくりはなした。

「れーちゃん…なんで遠く行っちゃったの…！馬鹿…！」
「紗弥…ごめんね、でも紗弥と結婚したいから今のお仕事頑張らないと…ね？」
「結婚しなくていい！！れーちゃんが隣にいればいいの…！一人にしないでよ…！」
「ほんと、紗弥ごめんね…すぐに戻れるなら戻りたいよ…紗弥に会いたいよ…」

キツいこと言っても許してくれるれーちゃんに何してるんだろう…
大好き、って思いあってるのは一緒なのに…

「ねぇ、紗弥？今すっごい紗弥とキスしたい…」
「あたしもれーちゃんとキスしたい…しよ？」
「待ってて、ちょっとお水のむから…」

わかってる。れーちゃんも辛いんだもんね、でもキスしたら止まらなくなりそうだよ…