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私とあたしとボクと俺。 【short BL*GL】

第5章 5☆電話 (GL)

れーちゃんが用意できるのを待つ。
…ちょっと期待してるから…ベッドで。

「お待たせ紗弥。キスしよ?」
「うん…」
チュッ…チュッ…
「耳元だと感じるでしょ?」
「れーちゃんいじわる…」
「ごめんごめん…キス不足だからさ」

れーちゃんはお仕事じゃなくてもたくさんの人に囲まれてる。
男の人も女の人もれーちゃんに寄ってくる。
それでもあたしのことを一番に考えてくれてて…毎晩のように電話とかLINEとかで『紗弥』って…

「れーちゃん…馬鹿ぁ…」
「どうしたの?また泣いてるの?」
「なんでかわかんないけど涙止まらないの…!れーちゃんのせいだ…」
チュッ…クチュ…
「ん…紗弥と離れてから紗弥がいないのがこんなに辛いって知ったよ…あたしもよく泣いてるよ」
「れーちゃん…が、いないのやだ…ぁ…泣いてるれーちゃん見たくない…!」

自分で何言ってるかわかんなくなってきた…
もうどうなってもいいや。
上手く呼吸が出来なくなりそうだし…
余計に会いたくなってきた…

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