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ひざカックン

第6章 なついあお


僕は初めてきたので勝手がわからなかったが、彼女の言う通り、家に入ることにした。

坂道を押して上がった自転車を止め、飼育ケースを持って玄関から入る。

廊下が真っ直ぐ奥まで続いていて、窓が大きいからか、よく風が通る。

汗だくになった僕には風が心地よかった。

「はやく~!なにしてるの~?」

彼女が階段の上から僕をのぞいていた。

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