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ひざカックン

第7章 なつのはる


「じゃ、これ、着てみて下さい」

「…え?」

「え?じゃないの」

「何で…」

「もう!女の子の要素を足さないと、両性具有の気持ちがわからないでしょう?」

「でも僕が女の子の服を着なくても…」

フローリングの床には、彼女の下着と服が置かれている。

「まずは何でも形からよ…ね!」

…彼女に見詰められると、僕は逆らえず、何だか彼女の言うとおりのような気がしてきた。

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