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ひざカックン

第9章 てんき


僕が彼女を犯してから数日間、台風による嵐が続き、外へは出られなかった。

彼女からは全く何の音沙汰はない。

僕はというと、引っ越しの準備をして、後はテレビをぼんやり眺めて過ごした。

彼女に連絡する勇気は僕にはなかった。

テレビのキャスターは言う。

明日には熱帯低気圧に変わり、通過した後は高気圧が張り出し、青空が広がるでしょう。

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