ひざカックン
第2章 夢うつつの
そして、なぜ射精したのか、訳がわからず、混乱していたと思う。
ヌチャヌチャしてティッシュで拭いても取りきれないし、余計にまわりにくっついたりして、どうしたらよいかわからず、勘弁して欲しかった。
ただ、覚えてはいないが、おそらく相当にいかがわしい夢をみた結果だったので、両親には言えないと判断したのだろう。
僕はこっそり、風呂場で股関とパンツを洗った。
(証拠隠滅はバッチリだと思っていたが、当時、僕がこよなく愛していたキャラクターの絵柄が入ったタオルケットにも、精液がべったりついており、後日、黄色くなって、カピカピに固くなっていたため、母親にはすっかりバレていたはずである)