テキストサイズ

山岸君と照井君

第9章 溺愛――――…。

僕達は、公園のベンチに座る―――――…


夕方に近づいているのか―――…


太陽が傾き……頬を染めたみたいな…色を見せる――…




「///――――…そこの自販機で飲み物買ってくるから――――――――…


手…離して…いいか?」





あ―――――…そう言えば…忘れてた!



僕は、手を繋いで要ることを忘れていた……




「あっ!すまない―――…」





僕は、照井君の手を―――…





離した――――――――…













あれ?…




何だろう…寒い?



……手のひら一つで……こんなにも寒く感じるんだ…







ん?風邪引いたか?



それは、ヤバい!!


勉強に差し支える!!




早く帰って!!寝なければ!!





「はい――――…スポーツドリンクでよかったか?」



「ああ…あ、お金!」


僕は、照井君の手にお金を渡す―――――…



ピクッと……触れた…指先…




照井君の手――――――…





「――――――…好きかも…」





「―――――――え…?」





「好きだなって――――…」




照井君は、小銭を下に全部落とす―――――――…



「照井君、大丈夫か?お金!散らばったぞ!!」




「///あっ…山岸…


え?好き?好きかも?え?

俺…を?マジで――――!」



僕は、一向にお金を拾わない照井君に変わってしゃがむ…



「ああ、多分好きだな…


その手――――――――」





「やっぱりか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!手かよ!!」



「はぁ?!大声で何を!照井君本当に大丈夫か?」



「///あ゛〜〜〜〜〜〜!!このパターン!!もう、お腹いっぱいだよ!!勘弁してくれ!!」




照井君は、しゃがんだ僕はを見下ろし……




イライラした感じになっている―――――――――…






ストーリーメニュー

TOPTOPへ