山岸君と照井君
第15章 恋人?――――……。
告白して――――――…
抱き締めて――――――…
キス――――――…したら…
体も――――…
心も――――――――…
山岸の全部が欲しくなって…
もう…止まらなかった…
シャワーで…壁まで飛んだ精液を流しながら……
自分の欲深さに…
ため息がでた――――――…
いつか…
自覚……してくれるかな――…
俺を……意識して…
くれるかな…
「照井君…好きだよ」って…
言ってくれるかな?
俺は、湯槽に肩まで入れ―――…
バスルームの天井をみた…
それでも…
「俺は――――…好きだよ」
///…バスルームって…
声…響く///…
自分の声が…反響して…
自分に降り注ぐ…
「―――…俺って…こんな声なのか///…」
はい――――…照れ隠し…