山岸君と照井君
第17章 甘い香り―――…。
山岸は、頬を膨らませながら…母さんの弁当を開けた…
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！」
すると！！開けた弁当の中身を見て…
膨れていた頬か緩み「ぷふぅ」と…口から息が飛び出た…
「母さんの…玉子焼きは…朝のだし巻き玉子と…味付けも、作り方も違うんだぜ！」
「えっ！！違うモノなの！？何と――――…手間のかかることを――――…お母様…」
山岸は、箸を取りだし…「頂きます」と丁寧に手を合わせると…俺をチラッとみた…
「あっ…俺も―――…はぃ…頂きます…」
俺も山岸と一緒に手を合わせる…
山岸は、俺が笑うと…
ちょっと睨んで…玉子焼きを口に入れた―――――…
「！ん〜〜〜〜〜〜〜･･･ん〜！！美味しい///！」
山岸は、睨んでいるのも忘れ…
体を揺らしながら…玉子焼きを味わう…
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える