山岸君と照井君
第18章 正直な体―――……。
で――――…授業が…
終わってしまった――…
僕は、授業終わりのチャイムを聞きながら…
手元のノートが真っ白な事に…
化石の様に体が固くなった…
「あ…ありえない…」
ありえない…
ありえない…ありえない…
僕が!この僕が!!授業をまったく聞かず…
ノートも取っていないなんて!!
ありえない〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
ど…どうしよう!どうしよう…
は…初めての事で…
パニックだ!!
ノート!まず、ノートを…誰かり見せてもらわなくては!!
僕は、窓際の後ろに席がある杉浦君の元に向かった!!