山岸君と照井君
第18章 正直な体―――……。
宏樹なら…なんでも…許せるのに…
麟太郎さんのは…気持ち悪かった!!
眼鏡に興奮するとかも…
気持ち悪かった!!
でも…それが宏樹なら…
受け入れられたのかな?
僕は――――――…
宏樹なら…許せる……
宏樹が――――――――…
好きなんだ…
好きだから……
気持ちいいし―――――…
好きだから…
体が…反応するんだ―――…
宏樹…宏樹――――――…
宏樹…宏樹…宏樹…
嫌いに…ならないで…
嫌だ…好きだ…
好きだ…
抱き締めて…
キスをして――――――…
僕の…右側に…いて―――…
この家は…
誰も居ないから…
叫んでも…
誰も…来てくれない―――…
「宏樹――!!側にいてくれよ―――――――――――――――――――――!!」
「―――――…苑心?
―――何が!あった!!!!」
僕が叫んだ…
誰もいない…この…家に…
何故か…
宏樹が…いた―――――…
夢?
僕は、とうとう……
幻覚を見るようになったらしい…