山岸君と照井君
第3章 初めて―――…。
ファミレスに入ると…
山岸は、キョロキョロとし出したが…一度来てる余裕か…
店員の後を堂々と歩く――…
しかし…後ろから見てても解る…
嬉しそうだ…シッポ振って喜んでる!!
席に座ると、山岸はメニューを開いた…
そして、何かを一生懸命探している…
「おい、山岸…何探してるんだよ?」
山岸は、ハッ!っと、背筋を伸ばし“探してませんよ〜”的な態度を見せる…
「今日も、ドリンクバーで僕はいい」
今日“も”って…今日が二度目の来店だろ〜が!!
受ける!!
山岸を見ると…まだ、メニューを気にしていた…
ふと、前来たときの事を思い出す――――――…
「あ―――――…」
俺は、呼び出しボタンを鳴らした…