山岸君と照井君
第3章 初めて―――…。
山岸の参考書を捲ると…
メモ書きがビッシリ書かれていて…
クラッとした…
「まぁ…僕はそれを愛用しているが…
照井君なら、もう少し優しい参考書を選ぶといい…イラスト多めとか…」
バカにしてんのか?こいつ…
「つ〜か…参考書なんて…ど〜やって選ぶんだよ……
あ!山岸!!選んで?!」
ポテト口に運ぶ山岸が…露骨に嫌な顔をした――――…
「今度の休み!!頼むよ!!な?決定!!」
山岸は、ポテトを皿にもどし俺を睨み付ける!!
「勝手に予定を組むな!!僕にだって予定が!!「ね〜だろ?」
休みに何か予定があるとか…友達ゼロの山岸に限って…ね〜よな!!
「////……ナイヨ…」
ほらな―――――…
「じゃぁ、よろ〜〜〜〜」
山岸は、ふてくされたまま…ポテトを口に頬張る!!
ほっぺたいっぱいのポテトをモグモグする山岸…
リスみたい――――――…
可愛い…かも…
すげぇ…休みが楽しみになってきた!!
「んっぐっがんぐぁぶぐ!!」
「―――…何言ってるか全然わからん…」