山岸君と照井君
第3章 初めて―――…。
ポテトとコーラにハマった山岸は何故かよく喋った…
うんちくに近かったが…それにツッコミを入れるのが俺は、楽しかった…
宿題まで見てもらって…オレ的には、助かった!!
「照井君…ここと、ここ苦手だね?
だめじゃないか…これは、よく出る問題だから!!ここは完璧にしないと!参考書はないのかい?」
山岸は、ポテトを摘まみながらオレの弱点を鼻で笑う…
ったく!!
「参考書――――…そ〜いや〜持ってないかも…」
「ゴッホ!ゴホ!!はぁ?照井君!!参考書を持ってないのかい?!
はぁ〜…照井君…良く我が校に合格したね?」
山岸は、ため息混じりに俺をボロクソ言う…
「合格したんだから、別にいいじゃん…
って、参考書…あった方がいいの?」
山岸は、自分の愛用する参考書をオレに差し出す!!