
山岸君と照井君
第34章 結婚式―――……
「///…ぷぁ…あっ……」
強く…執着するキスに……
苦しそうな顔で…
着いてくる岳心さんが……
俺の雄を…呼び覚ます―――…
玄関の壁に身体を押し付け……
唇を固定させる――――…
目を固く閉じている岳心さんの……顔は…
抵抗しているのか…受け入れているのか…
微妙な……顔に見えた―――…
「――――…はぁ…はぁ…岳心さん…
私は…もう…一人では止まれません――――――――…
嫌なら……また…殴ってください……
殴られても…私は、貴方を嫌いにはなりませんから…
忠犬を続けますから……一生……
貴方の下部(しもべ)ですから――…」
壁際で…強く苦しいくらいのキスに溺れながら……
岳心さんの…限界を探る…
酔っていても……
この人は…ブレーキを踏める人だと…
俺は、知っている――――…
だから……
無理なら……無理だと…
意思をしめして欲しい…
