
山岸君と照井君
第34章 結婚式―――……
「――――…んっ…ぁっ…
続けろ――――――――…」
息も荒く…途切れ途切れだが…
“続けろ”と…言うのか?
俺は、心臓を捕まれた様な衝撃に……
強く押し付けていた唇を…更に強く…重ねた―――…
「――…かしこまりました」
俺は、唇を重ねたまま……
岳心さんを軽々抱き上げる!!
予想はしていたが……小柄な身体は…スッポリ俺の身体に収まり…ピクンっと…固まる……
男のクセに…
背が低く…華奢な身体――…
髪も……サラサラキューティクルの生き生きした黒髪…
27歳とは、思えない…軽い身体――――…
「――…続きは…ベッドで…」
俺は、抱き抱えたまま……
彼を…自分の部屋のベッドまで連れていく―――――…
